ブログAd Innovatorの記事から。
原典は、調査会社eMarketerの「How Do You Measure Success?」という記事。
米国の約2/3の企業が、マーケティング上の成功尺度を持って運用しているのだという。
面倒がらずに、チャート化された指標を上位より掲記してみよう。
- 顧客獲得数……実際に、顧客を獲得した(購入、その他)数を指しているのだろう。
- リード獲得数……見込客、もしくは営業対象者の獲得数のことだろう。
- 売上増分額……キャンペーン実施前後で、どのくらい売上が増えたのかということだろう。
- (ぐっと比率が落ちて)既存顧客における売上増分額……現在保有している顧客へ働きかけ、獲得した売上増分を見るらしい。
- (量的な)認知度上昇……一定の基準を設けて、認知の増分を測るのだろう。
- 既存顧客維持数……通常、一定割合で生じるだろう顧客の離散を抑え、維持した数を測るのだろう。
- ……
とこんな構成だ。比率(パーセンテージ)からすると、上位3指標が重要ということになる。
マーケティングに求めるものが、計測可能なものと扱われていることに注意したい。
逆に、下位になってくると「認知度上昇」や「既存顧客維持数」と、いかにも従来からのマス広告的な指標が登場する。しかしそれも、いかに計量的に確認するのかという指向性が見える。
ちなみに、ここでマーケター達の念頭にある「マーケティング」基盤は、
- (自社の)コーポレートサイト
- ソーシャルメディア
- (自社向けに)特製のコンテンツやサイト
- リアルに(見込み客と)対面するイベントなど
- ホワイトペーパー等
マーケティングの成功尺度を運用するような企業やマーケターの考えは、従来の“広告宣伝”活動の枠組みを踏み越えているのだと理解すべきなのだ。
Ad Innovator via kwout