週明けの大阪出張にかこつけて、週末、晩秋の京都を訪れた。
計20時間のショートステイだが、この時期ならではの晩秋、京都を味わうことができた。
日曜の午後に京都着。急ぎホテルに投宿。最も近くの京都名所を選択。タクシーで15分ほどの銀閣寺に向かった。
古い洋館を改造したレストランでひとまずランチ。ようやく銀閣周辺の観光を開始したのが午後3時だ。
目にしたのは、ピークシーズンならではの“雑踏”。このまま行列に参加して銀閣寺入園というのも、つまらない。
と周囲を見回すと、人気のない散歩道を見つけた。「哲学の道」。
哲学者西田幾多郎が思索に耽りながら散歩したことから、その名称を得たとかいう。
ミーハー度たっぷりな名所だが、さすがに観光客も多くなく(思索に耽りたい観光客は、どうやら滅多にいないらしい)、落ち着いた良い雰囲気を堪能した。
さて、寄り道をした後、ようやく銀閣寺庭園に足を踏み入れてみると...。
銀閣寺本堂は改修中とかで、仮設足場とネットでなんとも醜い姿に。そこかしこから悲鳴が聞こえる(笑)。
ま、随所で鑑賞に堪える紅葉と、少し冷えた庭園の空気を思い切り吸い込むことができた。拝観料500円の元は取ったというところだ。
一度でいいからたっぷり京都を散策し尽くしたいと思いながら、今回も早くも暮れていくのだった。