TechCrunch Japanのポストより。
音声→テキスト変換サービスのjottが、サービスの無償提供を止めるらしい。
日本(語)で有効なサービスではないので騒ぐ話ではないが、英語でかなり精度の高いサービスを実現していたとすると、それなりにインパクトがある。
主な利用用途は、ケータイなどからJott経由で手帳のようなToDoメモ、それに、e-mailやTwitterやブログなどへの送信だ。
精度がいかがとは思うが、想像力を刺激する今風のサービスと言える。
それはともかく。
興味を感じたのは、「広告が取れない環境なので、ユーザーに直接課金する」と意思決定を下したということ。
同社サイトでは、現在はまだ「Jott Basic」という「Free but ad-supported」クラスが残されているようだが、これが$3.95/月か同12.95/月の有償版のみになるのだろう。
同社サイトでは、現在はまだ「Jott Basic」という「Free but ad-supported」クラスが残されているようだが、これが$3.95/月か同12.95/月の有償版のみになるのだろう。
そのように、有償へとスイッチができるサービスは、強い。
むろん、Jottが普及するスピードは落ちるかもしれないが、有償で健全な事業発展が可能となるかもしれない切り口を擁するWebサービスというものも、ある意味で、非常に重要な方向性ではないのか。
Jottの無料版は2月2日をもって終了となる。CEOのJohn Pollardが昨日(米国時間1/12)、私に話してくれたところによると、「広告マーケットの状況があまりにひどいため、今後は全ユーザーに料金を払ってもらうしかなくなった」とのこと。引き続きサービスを利用したいユーザーは、現在のプレミアム版と同額の月$4を支払うことになる。料金には Jott iPhoneアプリケーション も含まれている。
Web2.0系事業の“ビジネスモデル”と言えば、広告のみ(もしくはアフィリエート)ということが大方だ。
それが、この環境変化の波。そこでさっさと有償モデルに変更できるとすれば、それは見習いたい。
自分がWebサービスを提供する事業を営んでいるのだとしたら……。まずは、「有償に変更しても、ユーザーは事業の存続を支持してくれるか」と、自らに問いかけることは重要だろう。
ところで、日本ではこのように大胆なWebサービスが、無償か有償かは問わず投じられるのを見かけない。
それが、この環境変化の波。そこでさっさと有償モデルに変更できるとすれば、それは見習いたい。
自分がWebサービスを提供する事業を営んでいるのだとしたら……。まずは、「有償に変更しても、ユーザーは事業の存続を支持してくれるか」と、自らに問いかけることは重要だろう。
ところで、日本ではこのように大胆なWebサービスが、無償か有償かは問わず投じられるのを見かけない。
基礎技術分野では、世界に伍していけるものがあるはずなのだが。