この週末、自宅近辺でうろうろしていては、ご当地名産の杉花粉にやられて終わるのみと判断。
渋谷を経由し、目黒区駒場の日本民藝館を訪れてみた。
詳しくはWikipediaの記載を参照されたいが、「民芸運動」の創始者、柳宋悦らが開設したものだ。
昭和11年に開館したという。柳自身の自宅も、いまは民藝館の一部として公開されている。
柳らのコレクションは、織物、漆器、焼き物、各種工芸品など多岐にわたる。
自宅も、明治初期の建物を移築して昭和初期に建築したもので、趣がある。
訪れた時は、室町、江戸時代に始まる民間絵画を収集した「特別展 日本の民画-大津絵と泥絵-」展を開催していた。
東大駒場キャンパスと住宅に囲まれた静かな立地で、落ち着いて愉しむことができた。
工芸品には、なんのセンスも持たない人間なのだが、旧い住宅建築は興味がある。
再び訪れたいと思わせる、良いたたずまいの建築だった。