昨年5月に母を亡くした関係もあって、この年末年始は、対外行事はほとんどせず家に蟄居。
ただし、10年もののパスポートの更新があり、川越(!)の県事務所までそれを受け取りに行かなければならない。
ならば、ということで、家人と連れだって、川越経由で東村山まで脚を伸ばした。
休み明け直前の1月4日のこと。
東村山と言えば、いつもは「草門去来荘」で懐石というのが家族の定石なのだが、今回はあえてイタリアンで。
草門去来荘と同じ敷地にある「草門去来荘 リストランテMON 東村山店」で、軽めのランチコースを試した。
立地は、大好きな武蔵野の片田舎風。とても良い。
施設も適切にリノベーションされ(?)古くて懐かしい。そして、モダンな小物群。
店員の振る舞いも、なかなか良い。要するにホスピタリティ全般がよろしい。
さて、食事は……は。ま、味オンチな私のことだから、偉そうなことは言わないけれど、地の野菜を意識したヘルシーなものが中心。品数と構成がほどほど。重すぎ、私としては愉しめた。
聞けば、オーナーの母親の生家とかで、思い入れもあるのか。はたまた、母親の家さえ商売のタネとするという商魂か。
ともかく、私は緑が多く、静かに小川が流れるこの近辺を本当に愛している。
ハンセン病患者を長く収容してきた施設の付近だというのも、この土地に陰影を与えているような気がする。
春になって、また訪れたい場所だ。