2008年も残すところ数日となった、28日。
以前知人から聞いて知ったあきる野市、要するに秋川渓谷沿いに位置する炉端焼き料理の黒茶屋に向かった。
寒い時期なので、昼食時にコース料理を頂こうというちょっと贅沢な趣向だ。
当方の住み処からは、直線距離では近いものの、西武線、JR八高線、そしてJR五日市線を乗り継ぎ、かつ、現地では徒歩片道30分と、計約1時間そこそこの遠出となった。
(地図はここ↓)
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例年は、年末休暇に入るといつも今ごろ、東京に出かけ、上野やら神楽坂を徘徊するのが習わしだが、今年は良い料理家と推奨されたところに行ってみようということになった。
休日の23日にも、実は近場の福生に出てテキサス・メキシコ料理を楽しんだが、今回は純和風路線だ。
年内最後の外食、家族孝行となる。
JR武蔵五日市駅(ここは、JR五日市線の終点/始点でもある)で下車して、檜原街道を歩くこと約30分で、めざす黒茶屋に到達する。
道のりはあるものの、山沿い・川沿いの街道の両側に集落が長く伸び、そこには旧家も多い。立派な蔵づくりや大きな木造見地が点在するなかなかの景観地域で、徒歩でも飽きさせない。
さて、食事。料理はオーソドックスな純和風懐石のコースに、炭火焼きをメインに構成したもの。
凝ってはいないが、どれもおいしい。
川魚と和牛のメイン料理は、寒い時期にぴったりの良い選択だった。
コース料理を頂く部屋は、この地の奥に位置する旧檜原村の旧家を曳き家してきたもので、すでにこの地で数十年経過しているという。
重厚な離れ形式で、個室に仕立ててある。落ち着いた雰囲気で庭園と食事を満喫できる。
昼食を追えるころには、さすがに山間。早くも陽が傾いている。少しだけ早足で家路に着いた。