マーク・アンドリーセン氏自身のブログ、blog.pmarca.comのエントリから。
この7月に自身のVCおよびベンチャーファンドを立ち上げたのだという。
詳しくは、相変わらず文字一杯のこのエントリを参照してほしいが、IT中心のテクノロジー系ベンチャー、しかもそのアーリーステージに特化するというのがトピックスだ。
感心するのは、昨今のアーリーステージ・ベンチャーに投資する要点をよく押さえていると思うことだ。
こんなことを書いている。
- The process of building a new technology company is changing rapidly. For example, many of the best new technology companies require far less money up front to build the first product, but far more money later to scale into today's enormous global market, as compared to historical norms.
昨今のWeb技術系のベンチャーは、製品開発初期にはずい分と資金を必要としなくなっていること。
そして、逆にその製品(サービス)を、国際的な規模でスケールさせる際には、多額の資金を要すること。
ポイントを突いていると思う。
投資活動を行うパートナーは、アンドリーセン氏と同僚の二人。シード(タネ)となる技術や製品の目利きには自信のあるスタンスが、このエントリから伝わってくる。
気の利いた、マーケティング指向のベンチャーではなく、技術に秀でており、そして、技術者自らがCEOになろうとする(これがIT系ベンチャーの成功法則なのだとのこと)ようなベンチャーに、焦点を当てて育てていくという。
ベンチャー創業暗黒期に、こんな信念のあるVCが誕生するのは、興味深いしわくわくするではないか。
blog.pmarca.com via kwout