4月2日(金)から2泊3日で、箱根へ小旅行に出かけた。
毎年このぐらいの時期には、どういう流れの習慣か、家族で箱根に行くことになっている。
もっとも、昨年は旅行を前にし3月、同居老人の病が急悪化。旅行どころはなくなりパス。
今年は中1年を置いての久々の箱根行となった。
例年、4月早々は、都内であれば桜のピークを過ぎる頃。
山里の桜もそろそろ満開、もしくは見頃を迎えるという時期だが、今年は大きく様相が異なっていた。
都内で開花した後にやって来た寒波は、箱根ではさらに厳しく、ところによっては30センチほどの積雪にもなったとのこと。
残念なことに、開花はしたものの見頃にはまだまだ時間を有する時期だった。
旅行当日の午前中までは、台風並みの強風が吹き抜け、嵐が去ってから次は再び三度びの寒波で、ついに陽気には恵まれなかった。
が、とにもかくにも久々の箱根訪問を果たし気分は上々。
病を得た老人の看護から始まり、彼女との別れをすませ一段落するまで、昨年中は落ち着かない日々を過ごすとになった。
だが、今年は、母が元気だった折りの写真(アルバム)をカバンに入れて、ぽつりぽつりと外出や、ときには今回のような旅行をこなせるようになってきた。
晩年には体が思うに任せず観桜なども億劫がっていた母だが、いまはもう身軽となって、どこであろうと私たちとともに出かける気になっているはずだ。
いまは4月とはとうてい思えないような冷え込みだが、いずれ後戻りできない暖かな日々が到来するに違いない。